痒くてたまらない…「あせも」を悪化させないための3つのポイント

公開日: 更新日:

 次に、②汗をかきっぱなしにしない。こまめに拭き、肌の上にとどまらせないようにする。出先ならば、吸水性のいいタオルハンカチや、ボディーシートなどを優しく汗をかいた部分に置くようにして拭く。力強く拭き取るのはNGだ。

「ゴシゴシの“ゴシ”でもダメですよ。皮膚のバリアーを壊さないように、とにかく優しく拭いてください。できれば汗をかいた日は帰宅後すぐにシャワーをさっと浴びるなどして、汗を体から早く落としてください」

 さらに、③あせもができたら早めに市販薬で対処する。

 というのも、あせも自体は、そのまま放置しても数日間でいつの間にか消えてしまうが、「とびひ」になると厄介。とびひは、細菌に感染し発症する皮膚の病気。あせもが痒く、起きている間は我慢できても、寝ている間に無意識にかきむしってしまうことで生じる。特に子供で起こりやすい。

「とびひになると、治るのに時間がかかります。とびひができ、そこに汗をかけば、一層痒みは増し、耐えるのが容易でない場合もあります。そうならないためにも、早めに市販薬。あせもは、市販薬でも効果が出やすい症状です」

 それでも効果がない場合、もしくはあせもの範囲が広がってたり、かきこわしてしまったり化膿が見られる場合は、すぐに皮膚科へ。症状に合わせて、外用薬や飲み薬が処方される。たかがあせも、と考えないことが肝心だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か