認知症の親の担当ケアマネと相性が悪い…変更できるのか

公開日: 更新日:

 要介護認定を受けて担当ケアマネジャーが決まったものの、担当者と合わない──。認知症の親を介護するご家族からそんな相談をよく受けます。

 ケアマネジャーとは、介護を必要とする方が適切な介護保険サービスを受けられるようケアプラン(居宅サービス計画)を作成する介護の専門家です。担当はケアマネジャーが所属している居宅介護支援事業所のリストの中から利用者の自宅と距離が近い事業所の人に決まります。そのため、実際に介護が始まるまで相性の良し悪しが分からないのです。

 認知症の方を介護するご家族から、「ケアマネの態度がなれなれしく不快だ」といった声をよく耳にします。患者さんとの距離を縮める目的で“ため口”で話しかけている場合でも、ご家族からすれば不敬な態度と感じ、信頼関係の構築が難しいといいます。

 介護をしている親のデイサービス利用を希望しているご家族が、「本人が行きたがらずに困っている」とケアマネジャーに相談したところ、「嫌がっているなら仕方がない」と、デイサービスを使わないケアプランをごり押しされたという相談も受けました。ケアプランの作成には利用者だけでなくご家族の希望も含まれています。ご家族が限界を感じて介護うつにならないためにも、早期に担当者を代える必要があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲