膝痛とオサラバ!治療最前線(4)炎症の原因物質は進行に伴って減少し鎮痛剤が効きづらくなる

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 順天堂大は特定機能病院ということもあり、患者の大半は他の医療機関で治療を受けたものの症状が改善されなかった人たちだ。眠れないほど強い痛みが生じていても、レントゲン検査で初期と診断され、消炎鎮痛剤のみを処方されている患者も少なくない。

「正確に進行程度を評価するには、レントゲン検査は立った状態での撮影が重要です。しかしこれが一般クリニックでは難しい場合もある。また、レントゲンでは映らないものもあり、通常は行わないMRI検査も、必要に応じて取り入れます。レントゲン検査で初期であっても、MRIでは軟骨の下の骨に異常を認めるケースが多く、これが拡大する例では変形性膝関節症が進行しやすい。さらに、MRIであればレントゲンではわからない軟骨の質の変化も確認できます」

 最新技術を用いての総合的な診断で、痛みの原因を探り、“合う”鎮痛剤を選ぶ。手術には、関節鏡術、骨切り術、人工膝関節置換術、さらに人工膝関節置換術には部分置換、全置換があるが、変形性膝関節症の程度、病態、患者の年代や求めることによって、適しているものが異なる。どれを選び、どのタイミングで行うとベターか。それも総合的な診断で見いだしていく。そうやって、何歳になってもスタスタ歩ける“膝づくり”をしていくのだ。 (おわり)

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