腰痛に至らないまでも長年違和感を抱え、ある時急激に症状悪化

公開日: 更新日:

 早速診察。前屈では変わりはないものの、後屈ではお尻の辺りに痛みがあるとのことで、MRIで画像診断をした結果、主病名は脊柱管狭窄症で副病名はすべり症との診断となりました。

 このすべり症は、背骨を形成する椎骨がずれて痛みを生じる状態です。原因は大きく4つあります。まず、生まれつき背骨の発達に問題がある。次に、腰の曲げ伸ばしやひねりの繰り返しで腰椎の後方部分にひびが入るなどの分離状態になる。さらに、加齢などで椎間関節が疲労骨折を起こし、発症する。最後に椎間板変性によるものです。椎間板変性が起きると椎骨を支えるクッション機能が弱くなるため、すべりの要因となります。

 症状として、腰痛が現れ、次第に下半身のしびれや歩行障害が起こる。すべり症が起こる部分に排泄機能をつかさどる神経が通っているため、排尿や排便に支障をきたすこともあります。男性は、これに当たるのではないかと推察されました。

 3カ所の椎間板に特殊なジェルを針で注入するセルゲル法を実施。施術して3カ月後には全体的に軽くなったものの、依然として座ってから立ち上がると少ししびれが出るとのことでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」