肝膿瘍の疑いで即入院…元たまの石川浩司さん「危なかったんだなぁ」

公開日: 更新日:

ファンとの握手も痛い

 その後、「肝膿瘍の疑い」に関しては何事もないのですが、還暦過ぎると次々に体に不調が出てくるもんですね(笑)。今年になってから糖尿病の数値が高くなってしまい、かかりつけ医から別の大学病院を紹介されて行ってきました。いつもより強めの薬が処方されて、1カ月ほどで正常値に戻ったのでそれはよかったんですが、その後、手首が痛くて動かせなくなってしまい、整形外科で「石灰性腱炎」と診断されました。腱についている筋群に石灰が沈着して炎症を起こす病気です。おかげさまで、薬を飲んで1週間ぐらいで治りました。が、さらに今年3月ごろから指先がしびれて握力がなくなってきたんです。

「これは手首と関係あるだろう」と思って再び整形外科を訪れると、「これは石灰性腱炎とは関係ないです」と言われ、頚椎の神経からきているもののようでした。薬を飲んでも良くならないので、昨日は鍼灸院に行ってきました。昔から肩こりがひどいので、長年のこりが原因なのではないかとマッサージと電気治療を受けまして、1万円ほどかかりました。保険が利かないんですよね。でも、「毎週来てください」って言われちゃって、ちょっと困っています(笑)。

 今のところ両手とも親指と人さし指は大丈夫なので、なんとか太鼓やギターは弾けます。でも、右手でペットボトルの蓋は開けられません。まだそのことを誰にも公表していないので仕方がないんですけど、じつはファンの方との握手が痛いんです。ギリギリ耐えてますけど(笑)。

 若いときは寝たら回復できたものが、年をとってそうもいかなくなったんじゃないかと踏んでいます。次は何がくるかなって感じ。まあ、うまく付き合っていくしかない。神経質になっても仕方ないですしね。

 もしかしたら天に逝っていたかもしれないと聞いて、タイムリミットはあるのだと強く感じました。大切な一日だから愉快に楽しく過ごそうって思っています。

 思えば子供の頃の高熱で、「この子は助からないかも。助かっても脳障害が起きるかも」と言われたこともあったんです。だから、幼少期の目標は「還暦まで生きる」でした。もう60歳過ぎた今は余生ですよ(笑)。

(聞き手=松永詠美子)

▽いしかわ・こうじ 1961年、東京都出身。89年、テレビ番組のアマチュアバンドコンテスト「三宅裕司のいかすバンド天国」に4人組バンド「たま」で出場してグランドイカ天キングを獲得。翌年「さよなら人類」でデビューし、「NHK紅白歌合戦」にも出場した。2003年にバンドは解散し、現在はソロ活動と、映画やテレビドラマの音楽を担当するバンド「パスカルズ」を中心に活動。ほかにもさまざまなジャンルのバンドで活躍している。自身が「たま」の結成から解散までを書いたエッセーをコミック化した「『たま』という船に乗っていた/さよなら人類編」と「同題/らんちう編」もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハム新庄監督「来季続投の6年目突入」に現実味…V逸決定的になる中で注目されるその去就

  2. 2

    永瀬廉のファンミに不満の声…King & Prince分裂後の"集金アイドル"活動とちらつく結婚

  3. 3

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  4. 4

    ソフトバンク山川穂高が“戦力外”へ崖っぷち…3カ月ぶり復帰即スタメンは「最後通告」

  5. 5

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  1. 6

    女優・朝岡実嶺さん15年ぶりに舞台出演「亡き夫はどこかで見守っていると思います」

  2. 7

    「卵」を食べる頻度が高いほど認知症の発症リスクが低くなる

  3. 8

    円急騰でFX大損「逆張り」投資家が死屍累々…今や市場は月間1000兆円規模で世界最大級

  4. 9

    福山雅治「不適切会合」問題ほぼノーダメージでTVジャックのウラ…中居正広氏らとは「次元が違う下ネタ」とは

  5. 10

    板野友美“匂わせ”NY一人旅?反射したガラスに男の姿が…