感染症の家庭内感染を防ぐ(3)どのタイミングで受診すればいい?

公開日: 更新日:

「普段は健康な人でも症状が2週間以上続くようなら、インフルエンザではなく別の病気であるか、インフルエンザをきっかけに何らかの慢性疾患に移行している可能性があります。例えば、咳が続くようなら咳ぜんそくや肺炎などになっているかもしれません。熱は出ないが咳がいつまでも止まらないという人の中には逆流性食道炎の方もいます。喉が急激に痛くなって呼吸が苦しくなれば急性咽頭蓋炎の可能性がありますし、高熱でふらふらしている、頭が割れるように痛いなどという場合はインフルエンザ脳症など命にかかわる危険な病気かもしれません。いずれの場合もすぐに医療機関を受診することです」

■あらかじめ病状や服用中の薬などをまとめておく

 では、病院に行くときはどうすればいいのか?

「できるだけ病院での滞在時間を短くし、速やかに診断してもらう準備をしておくことです。病院では患者が問診表を書き、医師が補足の質問を患者から聞きますが、いまのようにごった返した院内では、正確に記入するのも医師が時間をかけて話を聞くのも難しい。そこで、医師が必要とする情報を予想し、項目ごとに回答した独自メモを作っておいて、手渡すのも手です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"