感染症の家庭内感染を防ぐ(3)どのタイミングで受診すればいい?

公開日: 更新日:

「普段は健康な人でも症状が2週間以上続くようなら、インフルエンザではなく別の病気であるか、インフルエンザをきっかけに何らかの慢性疾患に移行している可能性があります。例えば、咳が続くようなら咳ぜんそくや肺炎などになっているかもしれません。熱は出ないが咳がいつまでも止まらないという人の中には逆流性食道炎の方もいます。喉が急激に痛くなって呼吸が苦しくなれば急性咽頭蓋炎の可能性がありますし、高熱でふらふらしている、頭が割れるように痛いなどという場合はインフルエンザ脳症など命にかかわる危険な病気かもしれません。いずれの場合もすぐに医療機関を受診することです」

■あらかじめ病状や服用中の薬などをまとめておく

 では、病院に行くときはどうすればいいのか?

「できるだけ病院での滞在時間を短くし、速やかに診断してもらう準備をしておくことです。病院では患者が問診表を書き、医師が補足の質問を患者から聞きますが、いまのようにごった返した院内では、正確に記入するのも医師が時間をかけて話を聞くのも難しい。そこで、医師が必要とする情報を予想し、項目ごとに回答した独自メモを作っておいて、手渡すのも手です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗