感染症の家庭内感染を防ぐ(3)どのタイミングで受診すればいい?

公開日: 更新日:

 それでも病院へ行かなければならないのはどういうときか?

「5歳以下だったり、喘息や糖尿病といった持病があるお子さんは、インフルエンザ脳症を発症したり、重症化するリスクが高い。そのため、早めに検査を受け、適切な治療を受けることが必要です。痙攣、意識障害、異常言動、異常行動があれば躊躇なく医療機関を受診してください。高齢者の場合、水分が十分摂取でき、尿がある程度出ていれば脱水は回避できていると考え、『様子見でいいか』と思われがちですが、脱水が疑われたり、市販薬でやり過ごせない症状や意識障害等があれば、医療機関を受診してください」

 インフルエンザは感染から1日~3日ほどの潜伏期間を経て発症する。続く1日~3日で突然38度以上の高熱が出たり、喉の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、倦怠感、食欲不振などの全身症状が現れる。それから少し遅れて喉の痛みや鼻水などの呼吸器症状が出る。吐き気などの消化器症状を訴える人もいるが、通常は10日前後で症状は落着き治癒する。感染した人のうち20~30%の人は症状が出ないままウイルスを排出する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?