感染症の家庭内感染を防ぐ(3)どのタイミングで受診すればいい?

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 それでも病院へ行かなければならないのはどういうときか?

「5歳以下だったり、喘息や糖尿病といった持病があるお子さんは、インフルエンザ脳症を発症したり、重症化するリスクが高い。そのため、早めに検査を受け、適切な治療を受けることが必要です。痙攣、意識障害、異常言動、異常行動があれば躊躇なく医療機関を受診してください。高齢者の場合、水分が十分摂取でき、尿がある程度出ていれば脱水は回避できていると考え、『様子見でいいか』と思われがちですが、脱水が疑われたり、市販薬でやり過ごせない症状や意識障害等があれば、医療機関を受診してください」

 インフルエンザは感染から1日~3日ほどの潜伏期間を経て発症する。続く1日~3日で突然38度以上の高熱が出たり、喉の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、倦怠感、食欲不振などの全身症状が現れる。それから少し遅れて喉の痛みや鼻水などの呼吸器症状が出る。吐き気などの消化器症状を訴える人もいるが、通常は10日前後で症状は落着き治癒する。感染した人のうち20~30%の人は症状が出ないままウイルスを排出する。

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