(3)障害者雇用の成功モデル…「お客さま扱い」から脱することがカギ

公開日: 更新日:

 そこでYさんは早朝出社し、机の上を拭き、ごみ箱をきれいにすることを毎朝続けました。

 すると、まじめな仕事ぶりが評価されるようになり周囲の人から「ありがとう」と声を掛けられるようになったのです。

「一般採用で入った人は半年で辞めましたが、僕は職場の人たちに支えられて2年間続けることができました」

 その後、Yさんはより給料が高い会社に転職することになりました。

「送別会の時、小野先生からのアドバイスで感謝の気持ちと自分の思いを手紙につづり、全員に渡しました。皆さん、僕の転職を喜んでくれ、拍手で送りだしてくれたのです」

 お客さま扱いされていたYさんが職場のアイドル的存在になった事例は、障害者雇用の成功モデルと言っていいかもしれません。

「雇用を継続するためには、職場の人たち、特に障害当事者を指導する立場の人との信頼関係が重要です。信頼関係があれば、自分が希望する専門家に診てもらいたいという要望もできます」(小野所長)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  2. 2

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  3. 3

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  1. 6

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  2. 7

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  5. 10

    ベタ折れで肝いり法案断念の維新 吉村代表と馬場前代表にミゾで「国会組」vs「大阪組」のバトル勃発