著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「紙の本」のほうが電子書籍より脳への定着率が高い

公開日: 更新日:

 この論文によると、スクロールによって自分が読んでいる箇所の空間的な把握が難しくなることが、理解の障害になるとしています。つまり、スクロールを必要としない短い文章なら、双方に差異は生じないかもしれません。しかし、マンガンは文章を読むだけならPDFにネガティブな要素は少ないかもしれないが、理解については紙のほうがよいと結論付けています。

 近年、文字は読めるけれど、内容が理解できない人が増えていると感じます。その理由に、スマホやパソコンの画面の進化と、映像文化の隆盛が関係していることは明らかでしょう。

 現代は、YouTubeやTikTokが生活に根付き、映像を見る時間が圧倒的に多くなっています。文字を読むのが苦手という学生に出会うのも日常茶飯事です。といいながら、私自身、SNSでの連絡をしてしまうのですが……。

 受験や資格試験などの問題文の意図の理解は、問題を解く基本の「き」 です。内容を理解できなければ、正解にたどり着くのは至難の業です。読解力や集中力などに不安がある方は、紙ベースの勉強を増やしてみてもいいのではないでしょうか。赤ペンやマーカーを引きながら読めば、さらに頭に入ってきやすくなります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定