著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

まつ毛ダニが増殖すると夜にまつ毛の根元あたりがかゆくなる

公開日: 更新日:

 また、眼瞼炎とドライアイは併発することが多い。まつ毛ダニが増え、眼瞼炎を発症すると、マイボーム腺の出口に脂が詰まりやすくなってマイボーム腺機能不全症となってしまう。

 こうなると目を保護する役割を担う涙の質が悪化し、眼球が乾いたり、異物感や痛みや充血などの症状が出るドライアイになる人が少なくないのです。

 眼瞼炎やドライアイになると、日常生活の質が一気に下がります。なので、たかがまつ毛ダニとは考えずに、増殖させない生活を意識してください。皮脂や角質を放置しないことが重要ですから、朝晩の洗顔は必ず。冬場は寒いから顔を洗わないという人もいるようですが、眼科医としては必ず洗顔していただきたいです。

 アイメークをしている人はもちろん、日焼け止めや下地やファンデーションのみであっても、下地やファンデーションを塗った指で目を触っていることがあります。目周りは必ず専用のクレンジングで落とすようにしてください。定期的なアイシャンプーも増殖予防効果があります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々