橋幸夫さんが発症した「一過性脳虚血発作」…認知症との関係は?

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 さらに脳脊髄液検査やPET(陽電子放射断層撮影)検査でも詳しく調べることができるという。

 アルツハイマー病や軽度認知障害(MCI)の治療薬として、エーザイが開発したレカネマブが2023年に保険適用になった。この薬は進行を一定程度、遅らせる効果が確認されている。しかし、完全な特効薬はまだ開発されていない。

 一方、TIAの可能性も含めた初期の診断には、CT(コンピューター断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像法)検査が役立ち、脳血管障害、脳腫瘍、硬膜下血種、水頭症などの有無を見ることができる。

 TIAを発症すると、「一時的に脳への血流が低下することでしびれやめまい、運動障害、言語障害など脳梗塞と同じような症状を引き起こします。症状は通常1時間以内に治まり、後遺症もほとんどありません。しかし、その後、本格的な脳梗塞につながることもあり、油断はできません」。

 橋さんは幸い、6月8日に退院し、体調も良好と発表された。

 しかしアルツハイマー病やTIAは生活習慣病などのリスクのある高齢者にとって他人事ではない。

 東丸医師は「心配な人は予防のために専門医に相談した方がいいでしょう」と助言する。

(大家俊夫/医療ジャーナリスト)

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