【緊急避妊薬】処方箋なしの購入にはどんなプロセスが必要か
アフターピルの購入には医師の処方箋が必要だが、2023年11月から一部薬局でアフターピルの市販化のための安全性・有効性・運用体制の検証等を目的とした試験販売がスタート。今年4月時点で全国336店舗にて試験販売されている。対象は16歳以上の女性で、対応薬局の薬剤師との面談とアンケート回答を行えば、医師の処方箋なしに「ノルレボ錠1.5ミリグラム」を購入できる。ただし、18歳未満の場合は親の同意・同伴が必要となる。
対応薬局の薬剤師面談で聞かれることは、性交の日時、コンドームの破損・未使用・腟外射精などの状況、最終月経の開始日、嘔吐・下痢の有無、妊娠の有無、アレルギー歴、年齢の確認等。面談はプライバシーが保てる場所で行われ、本人確認と服用の意思が必須となる。
また、転売を防ぐため薬局内での服用が義務付けられる。服用後はフォローアップ調査への協力が求められるが、拒否しても購入に影響はない。
その内容は、服用後の体調変化、避妊成功の確認のための生理の有無や妊娠検査の結果、薬局の対応満足度、再購入希望の有無など。回答はオンラインや紙面で行うことが多い。