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栗原毅栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶応義塾大学大学院特任教授を経て、2008年から現職。「血液サラサラ」の提唱者のひとりで、著書に「決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ」(宝島社)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)などがある。

(2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

公開日: 更新日:

健康に気をつけていたのに脂肪肝になってしまった」「健診の肝機能の数値が一向によくならない」「そんなに食べていないのに体脂肪がたまってなかなかやせられない」──こうした悩みの原因は、みなさんが「普段飲んでいる飲み物」にあるのかもしれません。

 肝臓によくない飲み物というと「お酒」を思い浮かべる人が多いと思います。

 もちろん飲みすぎはいけませんが、アルコールは「適量」さえ守っていれば、肝臓にとってそんなに脅威になることはありません。

 肝臓にとってアルコールよりも大きな脅威となっているのが「甘い飲み物」。糖質をたっぷり含んだドリンク類が、脂肪肝を進展させる大きな原因になっているのです。まず、脂肪肝を進ませてしまう最大の原因は糖質の過剰摂取であることを覚えておきましょう。

 糖質の取りすぎで体内に糖質が余っていると、中性脂肪に変換されて肝臓に蓄積していくわけです。

 糖質の中でもとりわけ肝臓に大きなダメージを与えるのが「果糖」です。果糖には肝臓のみで代謝されるという特徴があり、果糖の多い食べ物や飲み物を取りすぎていると、アッという間に脂肪肝が進んでしまいます。

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