寝たきりになった男性はどのように人間力を回復したのか(3)
体力を向上させる立位歩行訓練や筋力増強リハビリも並行して行われ、朝食から夕食が終わるまでの日中は臥床せずに、デイルームで完全離床させてくれました。すると、2カ月後にはまた口から食べられるようになり、会話もできるくらいまで回復して自宅退院できました。現在、移動は手押しの歩行器を使い、自宅では手を引いて歩けるまで回復しました。あらためて酒向先生には感謝しかありません。
前院のように寝たきりのまま何もしなければ、どんどん衰弱していくだけだったでしょう。夫は71歳になりました。少なくとも75歳は迎えてほしいと願っています。 (この項おわり)
◆酒向正春氏の著書「筋肉革命95 何歳からでも実現できる95歳で当たり前に歩いて楽しむ人生を」(1650円)日刊現代から発売!



















