11月の警報は16年ぶり…インフルエンザ大流行 今年絶対に押さえておきたいポイント
「インフルエンザの最も特徴的な症状は、突然の高熱です。『朝は元気だったのに、昼ごろから急に40度近い高熱が出た』などは典型的なケース。頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感なども突然起こります。もし、高熱が続く、呼吸が苦しいなどの症状が現れれば、すぐに医療機関を受診してください。抗インフルエンザ薬は症状出現から48時間以内に使えば、熱が速やかに下がり、症状の軽減もはやくなります」
意識がもうろうとしている、呼びかけても反応がない、けいれんを起こしている、意味不明なことを言う--といった症状がある場合、救急車を呼んだ方がいいレベルの緊急事態だ。また、小児では言葉で症状を伝えることができないため、ぐったりとして元気がない、呼吸が速い、肩で息をしている、手足が冷たいなど、普段と違う様子が見られたら、やはり速やかに医療機関を受診すべきだ。
「インフルエンザを発症している間は、脱水に気をつけてください。食欲がなくて食事ができなくても、お茶やスープなどで水分を十分に補給しましょう。経口補水液も効果的です」
小児や未成年では、インフルエンザによって「急に走り出す」「部屋から飛び出そうとする」「ウロウロと歩き回る」などの異常行動を起こすことがある。


















