長引く咳はもしかして……「肺NTM症」ってどんな病気?

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 肺NTM症の主な症状は咳や痰。進行すると、疲労感、息苦しさ、発熱、食欲減退。体重減少など全身的な症状も出てくる。ただし、無症状の人も少なくない。

「画像などの検査結果は悪化を示しているのに、症状はないままの患者さんもいます。複十字病院呼吸器センターの研究では『45%が無症状(診断時)』と報告しています。画像検査の結果や菌量によっては、無症状でも治療を開始するケースもあります」(朝倉医師=以下同)

 無症状の場合は致し方ないとして、咳や痰が続いていて、抗菌薬を使っても良くならない場合は、呼吸器内科で肺NTM症を含めた検査を受けるべきだ。

「肺NTM症の診断は、気道の検体(主に喀痰)からのNTM菌の検出が必須となります。肺NTM症の約90%は気管支の拡張を伴うため、CT検査も重要となります」

■気管支拡張症と密接な関係

 気管支が拡張する病気には気管支拡張症があり、これは肺NTM症と密接な関係にある。気管支拡張症があれば肺NTM症になりやすく、肺NTM症は気管支拡張症の原因にもなる。気管支拡張症では痰がたまりやすくなるので、NTMが増殖しやすくなる。また、肺NTM症で気道が壊れると、空気の通り道が悪くなり、気管支の拡張が進んでしまう。最初は気管支拡張症だけだったが、途中で肺NTM症を発症することもある。

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