「攻めのリハ看護」10項目とは(6)摂食嚥下機能の改善には全身の筋肉と体力の強化が重要
そして、必要なカロリー量とタンパク質量を考慮したおいしい食事を提供することは言うまでもありません。
栄養管理は、低栄養(フレイル)患者の評価と改善が大切です。低栄養や不適切な栄養管理のまま積極的なリハビリを行うと、エネルギーが不足します。すると不足したエネルギーを補充するために筋肉が分解され、逆に筋肉量が減少してしまいます。そのままリハビリを続けても、筋肉量がどんどん減って回復のペースも上がらない悪循環を招くので、栄養管理は重要です。
胃ろうや経鼻経管栄養では、カロリー量やタンパク質量の調整は容易です。一方、高カロリー経管栄養剤で難治性下痢が持続して苦慮する時は、食事にペースト食を注入することで改善が期待できます。
体重が減少し、体脂肪や筋肉が極端に減って痩せ細った状態のるい痩患者には、必要カロリー量に加えて、タンパク質量=体重×1.5グラムが必要です。そして、それをおいしく食べていただく組織努力が不可欠です。一方、体重100キロを超えた肥満患者では、目標体重とする80~90キロまでは、1日のカロリー量を600~800キロカロリーに減量して数カ月間継続することも必要になります。


















