著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

「認知疲労」に対するカカオ成分の有効性…一瞬の判断を鋭くする

公開日: 更新日:

 その結果、安静時における意思決定の速度は、カカオフラバノールの高用量群で731ミリ秒、低用量群で774ミリ秒と、高用量群で統計学的にも有意に速いことが示されました。運動時における意思決定の速度も同様に、高用量群で685ミリ秒、低用量群で712ミリ秒と、高用量群で統計学的にも有意に速いことが示されました。

 単位は「ミリ秒」であり、その差はごくわずかであるように思えます。しかし、一瞬の判断ミスが勝敗を決定してしまうようなスポーツにおいては、軽視できない反応速度の差異と言えるかもしれません。

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