(4)災害関連死…高齢者の死因トップ「誤飲性肺炎」の防ぎ方
高橋英登会長によると、高齢者の中には入れ歯を失った人も多かったそうです。そのため満足にものが噛めずに栄養不足となり、体力や免疫力が低下し、インフルエンザなど感染症の増加や誤嚥性肺炎の発症につながったそうです。
実際、能登半島地震での災害関連死は470人で死者全体698人の7割近くを占めています(「令和6年能登半島地震に係る被害状況等について」内閣府)。
熊本地震では、地震による直接死が50人に対して災害関連死が219人(「平成28年熊本地震に関する被害状況について」熊本県危機管理防災課)と4倍も多くなっています。つまり、災害による死者を減らすには、災害関連死を減らすことが重要と言えます。
「口腔内が汚れるとウイルスや細菌が侵入しやすくなります。歯を磨いたりうがいをしたりするための水や設備が不足しがちの被災地では、インフルエンザや胃腸炎などの感染症にかかりやすくなります。災害関連死予防のためにも歯科医師と歯科衛生士が被災地に入り、口腔内の健康を保つ活動を行っているのです」(高橋英登会長)


















