(2)見えないAEDの壁…「設置してある」だけでは間に合わない
実際、最近は空港や大型施設で、通路に立体的な案内表示を出す取り組みも増えています。トイレと同じように、AEDへの道順が一目で分かる。それだけで、緊急時の動きは変わります。
私自身、山手線の車内で心肺停止を経験してから、外出先でついAEDの場所を探すようになりました。「まさか」に備えるのは、自分のためであり、大切な人のためでもあります。
救命に必要なのは特別な勇気ではなく、「知っている」「迷わず動ける」準備です。
次回は、学生チームの取り組みや女性への配慮キットなど、“ためらい”を減らす工夫を紹介します。救命のハードルは、もっと下げられるはずです。 =つづく
(医療ライター・熊本美加)



















