著者のコラム一覧
栗原毅栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶応義塾大学大学院教授を歴任、2008年から現職。「血液サラサラ」の提唱者のひとりで、著書に「決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ」(宝島社)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)などがある。

脂肪肝から20~25年後に「慢性腎臓病」の発症も…肝臓と腎臓はひとつの臓器

公開日: 更新日:

 肝臓のトラブルが腎臓の病気へとつながっていく、その最初の発端となるのは、やはり脂肪肝です。肝臓の肝細胞に中性脂肪がたまりすぎることで起こり、何と患者数4000万人と言われ、大変多くの人に蔓延している病気です。

 もっとも、これまで脂肪肝はどちらかというと「たいしたことのない病気」「誰でもかかる重要度の低い病気」と見なされてきました。それが、この脂肪肝こそが「あらゆる病気の出発点である」という見方が主流になっています。すなわち、この疾患を放っていると、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害、がんなどの多くの重大な病気を招く原因になることが分かってきたのです。そして、慢性腎臓病においても例外ではなく、脂肪肝を放っていると、腎臓の機能も低下していきます。

 ところで、脂肪肝の原因は「糖質の取りすぎ」でしたね。糖質を過剰摂取していると、その都度インスリンが分泌されて次々に余剰ブドウ糖が中性脂肪に変えられていくことになる。そして、それらの中性脂肪が次から次に肝臓へ送られて、脂肪肝を形成していくことになるわけです。

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