著者のコラム一覧
栗原毅栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶応義塾大学大学院教授を歴任、2008年から現職。「血液サラサラ」の提唱者のひとりで、著書に「決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ」(宝島社)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)などがある。

理想はセットケアだが…なぜ「腎臓」より「肝臓」なのか

公開日: 更新日:

 こうしたリスクを避けるには、早い段階から肝臓と腎臓をセットでケアして機能を回復させていく姿勢が不可欠です。

 川は、最初は小さな流れだったのが、上流から下流へと向かうにしたがって大きな流れになっていくもの。それと同じように、人の病気やトラブルも、上流の小さな問題から下流の大きな問題へと連鎖的に拡大していくものだと考えられます。肝臓と腎臓の関係性を当てはめると、肝臓が腎臓の上流に位置しています。すなわち、上流の肝臓が先に悪くなり、その影響が年月の経過とともに伝播拡大して、下流の腎臓がじわじわと悪くなっていきます。早い段階で「上流の問題」を解決する必要があるわけです。下流の腎臓にまで問題が波及しないように、トラブルの原因である肝臓の問題を早いうちに解決しておきたいものです。

「早めの解決」を強調するのには理由があります。まず、腎臓は病状が進行してしまうと再生が不可能なのですが、肝臓はよみがえる臓器であること。早めに上流にある肝臓の問題を解決しておかないと、腎臓の病状が大きく進行してからでは回復が難しくなってしまうのです。

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