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南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

検査したけれど異常はないです…めまい・息切れ・動悸「正しく恐れる」は正解なの?

公開日: 更新日:

 たまたま受けた検査で病気が見つかって「こんなに重症なら今まで発作みたいのがありませんでしたか? あったでしょう!」と医者が机をたたいて尋ねると「そ、そ、そういえばありました。ありましたよ。あれが発作だったんですね……」とたいがいの患者さんは言います。これは「検察尋問誘導症状」です。

 めまい、息切れ、動悸を神経質に気にする患者さんはたくさんいます。気にしすぎるのもストレスになるので、こんなとき「正しく恐れるように」とか言う医者がいると思いますがアホです。やっぱり気になったらその原因をとことん調べるべきだと思います。

 今どきの医者の壁、つまり「検査したけど異常はないです。異常なし! ハイ、お帰り下さい!」を乗り越えるのは大変です。責任は取りたくない、早く帰りたい、エビデンスでけむに巻く、匿名(自分は誰でもない。ただの一人の医者)の「タイパ診療医」ばかりですから。

 一方で多くの患者さんは、山越え谷越え、壁を突き破り治療に至っています。

 AIは新手の集金ネタにすぎないと私は思っています。

【連載】医療のミカタ 医療のフシギ

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