(1)肌の潤い不足はもしかして…水分摂取は健康寿命に大きな影響を及ぼす
この研究で私が着目したのは、「40歳を越えたあたりから水分摂取量の過不足がその後の健康寿命に大きな影響を及ぼす」という点。水分は、筋肉に最も多く含まれています。若いうちは運動をしていなくてもそこそこ筋肉があるので、誤った水分補給でも、なんとかなります。しかし40歳を越えると筋肉の衰えは著しくなり、日々の水分補給の質が健康にダイレクトに影響を与えるようになるのです。ちなみに、水分含有量が筋肉の次に多いのが皮膚ですので、「同年代の人よりシワが多い」「肌の潤いに欠ける」「冬になると肌が乾燥して、かゆみが生じる」と感じている方は、水分補給が十分でない可能性もあります。
水分補給の有無が免疫機能に影響を与えることも、北里大学の研究班によって報告されています。食事が腸内環境に与える影響についてはこれまでも多く研究されていましたが、水分が与える影響の研究はありませんでした。明日は、この驚くべき内容を紹介しましょう。 =つづく
▽谷口英喜医師・済生会横浜市東部病院患者支援センター長 水分補給の専門家。近著に「いのちを守る 飲水学」(評言社)。


















