著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【グレープフルーツ】「気」の巡りを促し、身体の熱を冷まして中途覚醒

公開日: 更新日:

 中途覚醒は質のよい睡眠を妨げます。朝起きても「寝たはずなのに疲れが取れない」「身体が重い」といった不調につながり、日中の疲労感、集中力や意欲の低下を引き起こし、日常生活に支障が出てくるばかりか、体調不良の原因になってしまいます。食養生で「朝までぐっすり」を目指しましょう。

 中医学において、中途覚醒は「気逆」と呼ばれる状態の場合に引き起こされやすくなると考えます。気逆とは、人間のエネルギー源である「気」の流れが逆行した状態をいいます。気は本来、上半身から下半身へ下降します。ところがストレスなどで巡りが狂って逆流、上昇してしまっているのです。

 人間は夜になると気から生じた熱を鎮めることで眠りにつきますが、気逆の場合は熱が収まらなくなってしまい、寝つきが悪く、何度も夜中に目が覚めてしまうのです。また、気が逆行すると、のぼせ、頭痛、動悸、吐き気、げっぷが多いといった症状も現れやすくなります。

 改善のためには、気の巡りをスムーズにする食材を取り入れることが大切です。おすすめはグレープフルーツ。気の巡りを改善し、身体の余分な熱を冷まして、イライラした気持ちを落ち着かせてリラックスさせる働きがあります。スッキリした香りにはリフレッシュ効果もあるので、ストレスを感じたら取り入れたいフルーツです。

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