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古谷彰子愛国学園短期大学 家政学部准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

「食べないダイエット」が体内時計を乱す…一生続けられる食べ方が健康の近道

公開日: 更新日:

 この考え方は、朝食の重要性ともつながります。動物実験では、活動期の最初の食事を遅らせる、いわば「朝食欠食モデル」を続けると、同じエネルギー量を摂取していても、体重や内臓脂肪が増加し、肝臓の時計遺伝子や脂質代謝に関わる遺伝子のリズムが後ろへずれることが報告されています。

 また、ヒトを対象とした研究でも、朝食を数日間欠食すると、深部体温の概日リズムが遅れることが報告されており、朝食は体内時計を整える重要な役割を担っていることが示されています。もちろん、「朝食を抜けば太る」と単純に言えるわけではありません。体重は摂取エネルギーだけでなく、身体活動量や睡眠、ストレスなど、さまざまな要因が影響します。しかし、朝食を習慣的に欠食することは、体内時計や代謝リズムの乱れにつながる可能性があるため、長期的な健康という観点からは注意が必要です。

 また、極端な食事制限は摂取栄養素の不足から筋肉量の減少を招くことがあります。特に高齢者ではサルコペニアやフレイル、若い女性では月経不順や骨量の低下などにつながることがあります。健康的なダイエットとは、「食べないこと」ではなく、必要な栄養を必要なタイミングで取ることなのです。

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