(1)単なる「汗かき」か、治療の対象か一局所に大量の汗をかく場合は…
多汗症は「発汗のきっかけとなる刺激がほとんどないにもかかわらず、大量の汗が出る」「周囲が涼しい顔をしている環境なのに自分だけ必要以上に汗をかく」などの特徴があります。これは、汗が分泌されるエクリン汗腺そのものが異常なのではなく「汗を出せ」という交感神経の指令が過剰に出てしまうことが原因と考えられています。
つまり本人の努力で発汗を止めることが難しいうえ、仕事や勉強、人とのコミュニケーションなどの日常生活に支障をきたしてしまう病気なのです。
日本皮膚科学会では、明らかな原因がなく、局所に大量に汗をかくようになることを「原発性局所多汗症」と呼び、診療ガイドラインを作成しています。保険診療による治療法が確立されていますので、多汗症を疑う症状のある方は次回ご紹介するセルフチェックをしてみましょう。
▽浮田慎 千葉船橋痛みと多汗症クリニック院長、日本麻酔科学会指導医。全国のETS試行施設を訪ね研鑽を積み、湘南原木病院で多汗症専門外来を立ち上げるなど多汗症治療のスペシャリストとして活躍。現クリニックでは保険診療でできる治療を全て網羅している。



















