画期的な膵臓がん治療薬の登場は心臓治療も恩恵を受ける可能性がある
また、がんが大きくなって病状が進行するまでの期間も、3.5カ月↓7.3カ月と約2倍に延びました。さらに、強い副作用によって治療を断念するケースが11.2%みられた従来の化学療法に比べ、新薬では1.2%と大幅に減ったうえ、主な副作用は、発疹、下痢、吐き気、口内炎などの軽い症状で済んでいました。
病状の進行を遅らせてQOL=生活の質を保ちながら、大幅な延命効果も期待できるという結果が示されたのです。しかも、さまざまな種類の遺伝子変異にも対応できるため、膵臓がん患者の約90%に治療の可能性が開かれることになります。
現時点では日本国内では未承認なため、保険診療でこの新薬を使うことはできませんが、いずれ承認されるでしょう。そうなれば、膵臓がん治療は大幅に進化することになります。膵臓がんは見つかったときには進行しているケースが多く、手術もできず、抗がん剤の効果も出にくい「最も性質が悪いがん」とされてきました。そんな常識が過去のものになる可能性があるのです。
■心臓はさまざまな臓器と密接に関係している


















