(4)発症すると「認知症リスク」11%アップの報告が気になった
右耳の中にがまんできないほどのかゆさが続き耳鼻科に行くと、湿疹ができており塗り薬を処方された。また、風邪薬も服用を中止していたためか、咳が喘息のような状態になってしまったので、結局、かかりつけの呼吸器内科クリニックで診察を受けた。
こうして、秋に発症した帯状疱疹が薬の副作用や後遺症を引き起こし、全部治ったころにはクリスマスも過ぎていた。
帯状疱疹は過度に怖がる必要はないが、後遺症で神経痛が慢性化してしまうこともあるので、あまり軽く考えないで注意したい。今回の治療過程では、日ごろから質のいい睡眠を6~7時間とる生活が大事だということを実感した。また、近年、帯状疱疹と認知症の関係について取り沙汰されているので、自分事として気になった。海外では帯状疱疹の発症者が認知症となるリスクが約11%も高くなったということが報告されているからだ。
そこで認知症予防研究者の大武美保子氏(理化学研究所)に聞いてみた。
「帯状疱疹は、ウイルスが増殖し、炎症物質が脳の神経に飛ぶことでアルツハイマー病の引き金となり加速してしまいます。脳の炎症を長引かせないことが重要です。帯状疱疹にかかったら、なるべく早く被害が小さいうちに治すことです」


















