今年もカメムシ大発生に要注意…猛暑に加えイラン情勢混乱で農業従事者にはトリプルパンチ
イネに被害をもたらす「斑点米カメムシ」の一種、クモヘリカメムシは、昨年12月に秋田県で初めて確認された。これまでは南東北の地域までしか発生していなかった。コメどころである東北地方への、さらなる発生拡大が懸念される。
さらに、果樹果実を吸汁加害する「果樹カメムシ」も、一部種類で生息分布に拡大傾向が見られている。例えば、ツヤアオカメムシの発生分布はこれまで九州、中四国が中心だったが、2024年には新潟県で大発生した。
「夏の高温傾向がこれからも続けば、カメムシの生息分布がさらに北上していくことも考えられます」(前出の農水省植物防疫課の担当者)
最近は毎年のように異常な猛暑が続き、農家はただでさえ対応に追われている。また、物価高で営農コスト増となる中、イラン情勢の混乱で農業資材や燃料代、肥料代がさらに上昇している。カメムシの大量発生が、農業従事者の経営難に追い打ちをかけないか心配だ。
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