クアラルンプールはモダンとレトロが混在するダイバーシティーなモザイク都市

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箸が宙に浮く! サンプルみたいな極上麺

 サンプルみたいな本物──。「Yong Hua Restaurant(ヨン・ホワ・レストラン)」の「フライドヌガー(揚げ麺)」は、その特徴的な見た目で客の度肝を抜く。真っすぐにピンと立った麺が宙で割り箸を支えている。一体どうしてこうなるのかと思ったが、作り方を見て納得。油の中に入れた麺を箸で持ち上げ、お玉で油をかけながら揚げてゆくのだ。カリッとなるまで火が通れば、皿に移しても形は崩れない。仕上げにエビと豚肉、野菜の餡をかければ完成だ。

 生姜が効いた餡に少しずつ麺を崩して浸しパリとヤワの食感を楽しむ。なんともジャンキーなうまさである。

住所:97 A Block S Taman United Jalan Sepadu 58200 klang lama, Kuala Lumpur

煮干しがアクセントのパンミー

 小麦粉の生地を板状に伸ばすから板麺(パンミー)。マレーシアで日常的に食べられている中華系の平打ち麺だ。店によって出汁や具材が少しずつ違うそうだが、揚げた煮干しに豚挽き肉、ポーチドエッグ、青ネギをトッピングしたピリ辛の汁なし麺の元祖が「Kin Kin Restaurant」のチリパンミーである。

 麺と具材を豪快に混ぜ合わせたら、テーブル備え付けの唐辛子の出番だ。

 見た目は食べるラー油のようだが、スプーン1杯ほど加えてさらに混ぜれば、自分だけのピリ辛混ぜ麺ができあがる。これはクセになる味だ。

 セットのスープには、少し甘みを感じる野菜の葉っぱが入っている。麺を食べ終わってから飲むと、辛さが和らぐようだ。

住所:40, Jln Dewan Sultan Sulaiman 1, Chow Kit, 50300 Kuala Lumpur

果物の王様は濃厚クリーミー

 ジャラン・アローは全長200メートルの屋外屋台街。その賑わいは夕方から夜中まで続き、中華やベトナム、タイ料理のほか、スナックや果物も売られている。9月頃までが旬のドリアンを扱う露店も多い。

 東南アジアではお馴染みの「果物の王様」だが、強烈な刺激臭に腰が引け一度も食べたことがない人も少なくないだろう。

 ガイドのクリスさんは「恐る恐る少しだけ食べるから味がわからないんです。ガブっと一口で頬張ってみてください」とアドバイス。それならとビニールの手袋をして実をつまみ、思い切り口に放り込む。え? うまい! カスタードのような濃厚でクリーミーな甘さ。アルコールのような風味が鼻に抜けるのが少し気になったが、王様の称号にも納得だ。

住所:Jalan Alor,Bukit Bintang

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