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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

「殺意」はどう認定されるのか…アディーレ法律事務所事件から読み解く

公開日: 更新日:

 一般に、被害者の急所を狙った刺突、複数回の攻撃、事前に凶器を用意していた場合などは、殺意を推認する典型的な事情とされます。さらに、事件前に友人らに殺人をほのめかしていたといった事情も、殺意を推認する一材料となり得ます。

 現時点では、詳細な動機を含め、計画性の有無や事前の準備についても捜査が続けられており、今後の動向が注目されます。「殺意」という目に見えない心理状態の認定は、法が「心の中」をどう見極めるかという問題といえます。

【連載】「表と裏」の法律知識

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