「紅麹サプリ」の小林製薬 安倍元首相と自民党に「34年間で計1391万円」モーレツ献金の過去

公開日: 更新日:

■利害関係にあるような企業・団体献金は禁止すべき

 機能性表示食品のどこが問題なのか。消費者庁が1件ずつ審査して許可するトクホ(特定保健用食品)と異なり、安全性に関する科学的根拠を届け出るだけで商品に「コレステロールを下げる」といった文言を表示できる。お手軽なのだ。中小企業の参入も相次ぎ、マーケットは急成長。23年の市場規模は18年と比べ、5年間で3倍超の6865億円(富士経済調べ)に拡大した。こんな背景もあり、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」は23年12月期に約6億円の売り上げだったという。

 小林製薬からどの程度の働きかけがあったかは判然としないが、安倍首相の鶴の一声で実現した規制緩和によって国民の健康は脅かされている。5日の厚労委で柚木議員は「利害関係にあるような企業・団体献金は禁止すべき」と指摘していたが、その通りだろう。政治評論家の本澤二郎氏が言う。

「営利企業が純粋な善意だけで献金することはまずあり得ず、自分たちに有利な制度設計を政治家に期待するものです。小林製薬による安倍氏や自民党への献金は利益誘導を疑われても仕方ありません。しがらみを断つために、即刻廃止すべきです。そもそも、企業・団体献金をなくす目的で1995年に税金を原資とした政党交付金の制度が導入されている。にもかかわらず、企業・団体献金を受け続けるなど道理が通りません」

 岸田首相はこの期に及んでも腰を上げないつもりか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  2. 2

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    楽天・塩川達也監督代行とは何者か…野村克也氏から重宝された「悪く言えばイエスマン」

  5. 5

    さとう珠緒が明かす「AVオファー」「事務所トラブル」真相

  1. 6

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  2. 7

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  3. 8

    中傷動画めぐり永田町で怪文書乱舞…高市首相を守る「官邸ポリス」出動も時すでに遅し

  4. 9

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  5. 10

    高市首相もう中傷動画疑惑から逃げられない…終盤国会に待ち受ける“答弁地獄”は7.17会期末まで続く