著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

半導体の抑止「シリコンの盾」がなくなる日 台湾有事を覚悟するべきなのか

公開日: 更新日:

 岸田文雄首相は、日米首脳会談で「中国包囲網」とも思える日米関係を一段と強固にした。また、日韓首脳は北朝鮮も警戒し、米国との軍事関係を一段と緊密化、4月11日から12日まで日本の海上自衛隊と米海軍、韓国海軍の共同訓練が韓国・済州島の南方海域で行われた。

 親米の台湾は、このような演習には加わらない。今後も日米韓軍事演習に台湾が加わることはないし、米国が参加を促すこともないだろう。台湾は国家ではなく中国の一部と見ているからだ。

 中華人民共和国を「中国」の唯一の代表と認めるアルバニア決議(アルバニアなど23カ国が共同で国連事務局に提出)が1971年10月25日に国連総会で採択され、抗議した中華民国(通称台湾)は国連から脱退。中華人民共和国が「中国」を代表する国家となった。

 日本は72年の日中共同声明により中華人民共和国政府を「中国の唯一の合法政府」と承認して国交を樹立し、中華民国政府(台湾当局)との国交を断絶した。

 ただ、国交断絶後も民間の実務関係を維持するため、日台相互に非政府組織の連絡機関(日本は日本台湾交流協会、台湾は台湾日本関係協会)をそれぞれ設置して現在に至っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か