「除く米国」ファンドの残高が急増…楽天のファンドは5カ月で4倍に

公開日: 更新日:

 そのうち、最も運用額が多いのは「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」。2022年に設定されたもので純資産総額は今年3月上旬まで27億円程度だったが、3月中旬以降に急激に増加し、直近までの5カ月程度で4倍弱の約100億円になっている。

 運用額2位の「SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド」も同様だ。同じ時期に純資産総額は約17億円から約30億円へ増加している。両ファンドとも「除く米国」では共通するが、前者は全世界株式に投資するのに対し、後者は先進国のみに投資する。いずれもインデックス・ファンドなので、運用コストは低い。信託報酬は前者が年0.12%で後者が0.058%だ。

 一方でゴールドマン・サックスの投資信託は、米国を除く先進国の高配当株を選定して投資するため、信託報酬は年1.52%と高めに設定されている点には注意が必要だ。

 いずれにしても、オルカンやS&P500で資産が米国株式に偏っている場合には、「除く米国」ファンドを検討するのもいいかもしれない。 

(ジャーナリスト・向山勇)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル