市場は早くも「高市トレード」だが庶民に恩恵なし…サナエノミクスが招く株高・物価高の暗澹

公開日: 更新日:

 経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「高市さんが掲げる経済政策は、円安・株高に誘導する、アベノミクスの二番煎じとも呼べる政策です。積極的に財政出動し、金利を低く抑えれば、企業業績を下支えすることになり、株価は上昇するでしょう。マーケットにとっては大歓迎の政策です。しかし、多くの庶民には、物価高騰に拍車がかかるという最悪の結果になりかねない。アベノミクスも、最後までトリクルダウンは起こらず、貧富の格差を広げただけでした。石破首相には、経済政策をアベノミクスから転換してくれるのではないか、という期待があった。もし、高市さんが総理になったら、日本経済は再びアベノミクス時代に逆戻りする恐れがあります」

 この先、市場からは「高市待望論」が噴出する可能性が高い。しかし、自民党が参院選に敗北した大きな原因は「裏金」と「物価高」の2つだ。もし、高市総理となったら、物価高騰に歯止めがかからず、自民党は次の国政選挙でまた惨敗することになるのではないか。

  ◇  ◇  ◇

 総裁選をめぐる自民党の内ゲバ、醜悪な暗闘については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WBCネトフリ独占批判に「一部の日本人」は歓喜のワケ 地方の苦しみに鈍感な大都市生活者

  2. 2

    嵐「最後の楽曲」好調の裏で起きた異変…ボイトレを続けた櫻井翔は歌声をキープ

  3. 3

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 4

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  5. 5

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  1. 6

    WBCイタリア代表が「有名選手ゼロ」でも強いワケ 米国撃破で予選R1位突破、準決勝で侍Jと対戦も

  2. 7

    映画「国宝」のヒットから間髪入れず…体重13キロ減で挑んだ「ばけばけ」吉沢亮の役者魂

  3. 8

    文春にW不倫をスッパ抜かれた松本洋平文科相はなぜ更迭されないのか

  4. 9

    SEXスキャンダルで追い詰められると戦争で目くらまし…それは歴代米大統領の常套手段だ

  5. 10

    参政党はオンラインセミナーでもハチャメチャ…参加者の強烈質問に神谷代表が一問一答、反自民もアピール