東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道
ビルの賃料収入で上部空間の維持管理運営を
幅員が16メートルに満たないところは、銀座コリドー街がある辺りのみ。かなりの区間の幅員が16メートルを超えるから、大規模な緑のネットワークに沿うように、にぎわい空間が広く生み出されることになる。
東京スカイコリドーは、遊歩道というより“街”に近いか。実際、KK線の都市計画では、道路としての位置づけでなく、有楽町、銀座、新橋周辺における主要な公共施設という位置づけだ。
「周辺には、再開発が予定されている京橋3丁目東地区があります。こうしたまちづくりと連携し、整備することも想定されています」
“天空の街”と隣接する街とのコラボは面白そうだ。高層の商業ビルが1棟オープンするより広がりがあっていい。
KK線には4カ所の出入り口がある(現在は封鎖)。東京スカイコリドーの整備にあたってはこの4つに加え、数寄屋橋付近に1カ所を新たに設ける計画だという。車ならスーッと上れるスロープも、高さ8.5メートルとなると足腰が弱い人にはつらいかもしれない。そこで、階段やエレベーターなどが設置される見込みだ。
「現在計画している5カ所以外にも出入り口を設けられないかということは順次検討していきます」
最後に整備主体について。KK線を運営している東京高速道路が今後の整備を担当し、開業後の運営も担うという。
「KK線がある土地は東京都の所有ですが、その上のビルと道路は東京高速道路株式会社が所有し、ビルのテナント収入で建物や道路の維持管理運営に充てる仕組みでした。東京スカイコリドーでも、その仕組みをそのまま引き継ぎ、ビルのテナント収入で建物と東京スカイコリドーの維持管理運営に充てるほか、スカイコリドーのオープンカフェなどの収益で施設のグレードアップにかかる費用やイベント開催にかかる費用などをカバーする仕組みになっています」
話を聞くと、楽しさあふれる“天空の遊歩道”ができることは間違いなさそうだが、完成はいつなのか。
「全区間の整備が完了するのは2030年代から40年代となっていますが、一部区間については2030年ごろの早期開放を目指しています」
いまから全区間の完了が待ち遠しい。



















