投資ファンドEQT対LINEヤフーで長期化する「カカクコム争奪戦」はどうなる?
消費者のニーズを掴んだ「価格.com」は、月間ページビューが1億ページに達する人気サイトにまで成長。パソコン、周辺機器、ソフトなどのパソコン関連製品のほか、ゴルフ、スキー・スノボ、携帯電話、ブランド品などの価格比較がひと目でできる。この分野では他社の追随を許さない存在となっている。
また、2005年にサービスを開始した利用者の口コミを導入しているグルメサイト「食べログ」も、月間利用者数が1億人を超え、2011年には老舗の「ぐるなび」を抜いて業界首位となった。
カカクコムの業績は堅調だ。2026年3月期の連結決算は、売上収益が前期比20.0%増の941億2700万円で過去最高を更新した。
一方、「求人ボックス」への積極的なブランド投資や、M&A関連費用、AI投資が重なり、営業利益は前期比7.0%減の272億4300万円の増収減益となった。なお、グループ内では、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入しており、無借金経営を続けている。
今年8月にはカカクコムに投資するアクティビスト(物言う株主)のオアシス・マネジメントが、EQTによるTOB価格の引き上げを要請しており、今回の価格引き上げは、その要請を踏まえた動きとみていい。


















