カーシェア急拡大、市場規模は1200億円を突破 クルマは「所有」から「共有」へ
矢野経済研究所によるとカーシェアリングの車両数は現時点で7万台を超える。市場規模は年10%超のペースで拡大し、25年に1200億円を突破した。30年には1800億円規模になる見込みだ。
古巣のレンタカー市場も成長が続く。乗用車のレンタカー台数は前年比5~10%のペースで増加し、25年度末時点で74万台を超えた。二輪車や特殊車両などを加えた自動車全体では約123万台(全国レンタカー協会調べ)。
自動車メーカーも関連サービスを強化している。1970年代からレンタリース事業を展開するトヨタ自動車は、19年に車の月額制サブスク「KINTO」を開始した。任意保険やメンテナンス費込みを売りとしており、累計申込数は25年末時点で17万を超えた。
「日単位のカーシェア・レンタルより長く使用できる一方、年単位のリースよりも柔軟に解約できる。月額料金は5万円前後と一括購入やローン、残クレよりハードルが低いため、若年層に支持された。新車購入より納品が早いことも強み」(自動車業界関係者)
カーシェアやレンタカー市場の成長が続く一方、自動車保有台数の拡大は8200万台で頭打ちになった。自動車は「所有」から「共有」する時代と移行しつつある。
(ライター・山口伸)


















