粘り強い年下スピースと優勝争い 首位・松山にかかる重圧

公開日: 更新日:

「ダンロップフェニックス」は(宮崎・フェニックスCC=7027ヤード・パー71)一騎打ちの様相を呈してきた。2日目上がりの18番パー5で、松山英樹(22)が2打目をピンそば20センチにつけると、日本ツアー初出場のジョーダン・スピース(21)も負けじとピン奥1メートルにつけ、ともにイーグルフィニッシュ。ギャラリーから大きな拍手が巻き起こった。

 2日目は同組の藤本佳則(25)が途中で棄権し、11番からはマッチプレーの様相。2人とも同じ1イーグル、6バーディー、1ボギーの64で回り、松山は通算10アンダー単独首位。スピースは1打差2位タイにつけ大会3日目も同組になった。米ツアーでしのぎを削る2人だが、どちらが強いのか。

 松山はスピースについて、「体調が悪いみたいだが、それでもこれだけスコアを伸ばしてくるのはさすが」とコメント。スピースは「ヒデキはパッティングが素晴らしい。タフな相手になることは間違いない」と、2人とも優勝をにらみ火花を散らしている。

 ともに米ツアー1勝。世界ランクは松山20位に対してスピース14位。ホームでの戦いに松山有利と見る向きも多いが、スピースはポスト・タイガーの有力候補といわれる米ツアー期待の若手だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層