ドタバタ韓国は対岸の火事 ハリル監督“平和な日本”に安堵

公開日: 更新日:

 韓国代表の申台龍監督とサッカー協会技術委員会の金鎬坤委員長が欧州遠征から帰国した15日、空港で待ち構えていた一部サポーターが「謹弔 韓国サッカーは死んだ!!」などと書かれた横断幕を掲げながら猛抗議。同空港内で予定されていた記者会見がキャンセルされる騒ぎとなった。

 韓国は、ロシアW杯アジア最終予選A組をイランに次いで2位通過したが、同組最下位のカタールに敗れるなど不甲斐ない試合続きで3位のシリア、4位のウズベキスタンの後塵を拝する寸前だった。

 今回の欧州遠征ではロシアに敗れた後、二軍同然のモロッコにも完敗した。これでサポーターの怒りが沸騰したというワケだが、現地では「申台龍監督は今月中に解任され、ロンドン五輪銅メダル監督にして、2014年ブラジルW杯に韓国代表を率いた洪明甫が、後任に指名される」ともっぱら。

 この“対岸の火事”を見守りながら「日本は平和でいいなぁ~」とひとりごちている人物がいるという。日本代表ハリルホジッチ監督のことだ。

「W杯アジア最終予選の初戦UAE戦が黒星スタート。以来、メディアやネットで選手選考、起用法など批判を浴びるようになったが、それでも韓国の抗議行動と比べると生ぬるいのひと言。ハリルはパリSG、レンヌ、トラブゾンスポルなどのクラブやコートジボワール、アルジェリアなどの代表チームを率いて成績が振るわない時、身の危険を感じるほどの批判にさらされてきた。15年3月に代表監督に就任以降、口癖のように『日本はメディアからもサポーターからも厳しいプレッシャーが皆無に等しい。こんな気楽に過ごせる国はない。これからも日本で監督業をやりたいもんだ』とうそぶいているそうです」(サッカーライター)

 日本代表監督は気楽な稼業ときたもんだ――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異