起死回生の技ありG アスパスはスペインの“ジョーカー”に

公開日: 更新日:

 アスパスのゴールの直後、同組対決でイランを1―0とリードしていたポルトガルが、アディショナルタイムに痛恨のPKを決められ同点に追いつかれる劇的展開に。

 イランが勝ってスペインが敗れれば、1次リーグ敗退の可能性があっただけに、アスパスのゴールは起死回生だった。

 しかもその結果、スペインは総得点でポルトガルを上回り、1次リーグを1位で通過。対戦相手は開催国のロシアだが、スペインとの実力差は明らか。FWスアレス(31=バルセロナ)やDFゴディン(32=Aマドリード)らを擁し、スペインを熟知しているウルグアイと当たらずに済むのは大きなプラス。まさに、アスパスさまさま、である。

 大会前の予想でアスパスは、エースFWとしてスタメンを飾るともっぱらだった。

 ところが開幕前日に就任したイエロ新監督は、初戦のポルトガル戦にディエゴコスタ(29=Aマドリード)を起用し、2試合3ゴールと結果まで出した。そのためアスパスは、後半途中からの出場という憂き目にあっていたが、この試合の“ひと蹴り”で間違いなく評価を上げた。

 決勝トーナメントを前に、スペインに貴重な“ジョーカー”の誕生だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」