20年周期ジンクスならクロアチアだが…W杯決勝戦の行方は
現地時間6月14日に開幕したロシアW杯も14日のベルギーとイングランドとの3位決定戦、15日のフランスとクロアチアとの決勝戦を残すのみとなった。世界が注視するファイナルを戦い、黄金色に輝くトロフィーを手にするのは、98年の母国開催W杯以来2回目となるフランスか? それとも91年に旧ユーゴスラビアから独立したクロアチアが初の栄冠に輝くのか?
ちなみにW杯の優勝について「20年周期で初優勝国が誕生する」というジンクスがある。
34年にイタリアが自国開催W杯で初優勝を果たし、20年後の54年スイス大会では、西ドイツ(当時)が初めての栄誉に浴した。58年にブラジルが初優勝を飾った20年後には、78年の母国開催でアルゼンチンが初優勝を遂げ、その20年後には前述した通り、フランスが母国のサポーターに初優勝を届けた。
そして18年ロシアW杯はクロアチアが初戴冠と言いたいところだが、これらは、あくまで「過去のデータ」である。フランスの優位は歴然としており、何よりも「フィジカルコンディション面」に大きな差異がある。