涙の裏には両親の苦労も 大坂なおみを待つ「環境」の変化

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 日本でも米国でも周囲に笑われた「娘を世界チャンピオンに」という両親の夢は、11度目の4大大会で、くしくもテニスを始めるきっかけともなったセリーナを破り、現実のものとなった。優勝直後、娘をしっかり抱きしめた母はスタンドで号泣した。

 大坂はこれにより世界ランクは初のトップ10入りで、1995年伊達公子の4位に次ぐ7位となった。

■懸念される“幼さ”の壁

「それにしても、初の4大大会決勝という舞台での落ち着きぶりには驚きました」というのは、テニスジャーナリストの塚越亘氏だ。

「大坂は昨年末、セリーナの練習パートナーだったサーシャ・バインとコーチ契約を結んだ。彼は、わがままな女王と8年間も組んでいた。技術やメンタル、スタミナ面のことまで知り尽くしている。スロースターターのセリーナ相手に最初から足を使わせミスを誘い、主導権を握ったのは、コーチの助言があったからです。セリーナは第2セットの途中で客席にいるコーチからジェスチャーで助言を受けたことによる警告に激怒。そのイライラが尾をひき、ラケットを折り、大声でクレームをつけ、2度目、3度目の警告を受けた。セリーナびいきの会場はブーイングで異様な雰囲気だった。大坂は目の前の相手とは違うものとも戦わなければならなかった。それでも集中力を切らさず、勝負を諦めないセリーナを前に淡々とプレーしていた。課題といわれたメンタル面の壁をひとつ越えました」

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