涙の裏には両親の苦労も 大坂なおみを待つ「環境」の変化

公開日: 更新日:

■懸念される“幼さ”の壁

「それにしても、初の4大大会決勝という舞台での落ち着きぶりには驚きました」というのは、テニスジャーナリストの塚越亘氏だ。

「大坂は昨年末、セリーナの練習パートナーだったサーシャ・バインとコーチ契約を結んだ。彼は、わがままな女王と8年間も組んでいた。技術やメンタル、スタミナ面のことまで知り尽くしている。スロースターターのセリーナ相手に最初から足を使わせミスを誘い、主導権を握ったのは、コーチの助言があったからです。セリーナは第2セットの途中で客席にいるコーチからジェスチャーで助言を受けたことによる警告に激怒。そのイライラが尾をひき、ラケットを折り、大声でクレームをつけ、2度目、3度目の警告を受けた。セリーナびいきの会場はブーイングで異様な雰囲気だった。大坂は目の前の相手とは違うものとも戦わなければならなかった。それでも集中力を切らさず、勝負を諦めないセリーナを前に淡々とプレーしていた。課題といわれたメンタル面の壁をひとつ越えました」

 戦略面だけではない。サーシャ・コーチは、上から目線であれこれ言う頭脳派ではない。選手と一緒に汗を流す肉体派。アドバイスも幼い大坂目線でやさしく語りかける。そんなスタンスが「練習嫌いの大坂にはまった」との指摘もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ