レアードとほぼ同額 阪神マルテに100万ドルは高い買い物か

公開日: 更新日:

「調子を上げてきたのは間違いありませんが……」

 在京球団の元スコアラーがこういうのはマルテ(27)のことだ。

 3月のオープン戦中に右ふくらはぎの張りを訴え、二軍調整していた阪神の新助っ人は、4月29日の中日戦で一軍に昇格。「6番・一塁」でスタメン出場し初安打を記録。2日後の広島戦で初アーチを放つと、5月は計5本塁打。交流戦初戦もロッテ5番手レイビンの速球を左翼スタンドへ運んだ。守備の動きも日を追うごとによくなり、日本の野球に慣れてきた。

 しかし、昨年のロサリオ同様、多大な期待を寄せるのは禁物だ。

「ここまでの6本塁打のビデオを見た。いずれも真ん中付近の甘い球です。打球はすべてレフト方向。アッパースイングで思い切り引っ張ったものです。右投手なら内角へのシュート系の球と外角のボールになる変化球にフォーク。内角高めの球もうまく使えば、逆方向への意識がほとんどない典型的なプルヒッターなので、さほど怖さはない」(前出の元スコアラー)

 この日は5打数2安打1三振で打点なしに終わった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン