著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

国内リーグの空洞化を防ぐ若手育成計画“プロジェクトDNA”

公開日: 更新日:

 海外大量移籍時代に突入して「国内の若いスター選手が次々と海外へ行ってしまうと、Jリーグの注目度低下は避けられない」と危惧する声は少なくない。今の日本サッカー界の看板である久保建英(18=レアル・マドリード)を筆頭に、森保一監督率いる日本代表に名を連ねるようなタレントは大半が海外組だ。こうした中、より魅力的なJリーグをつくるにはどうしたらいいのか。真剣に考えなければならないテーマだ。

 ◇  ◇  ◇

 1993年のJ発足から26年が経過し、日本人選手のレベルアップは著しい。イニエスタやビジャ(ともに神戸)のような世界的スターも参戦するなどJリーグの質も注目度も確実に上がっている。

 一方で「欧州に行かなければ本物の世界基準は体感できない」と言う若手が多いのも事実だ。

 6月のコパ・アメリカ(ブラジル)に参戦した杉岡大暉(湘南)も「日本だったら多少クロスを上げられても失点に直結することは少ないけど、コパでは違った。外でやらなきゃ経験できないものがあると分かった」と海外を意識し始めたことを明かした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃