ルーキー佐藤輝もプロ初の途中交代…阪神選手を襲う故障禍

公開日: 更新日:

 プロ入り初の途中交代となった。

 23日、阪神ドラフト1位の佐藤輝明(21=近大)がDeNAとの練習試合に「3番・左翼」でスタメン出場。2打数凡退に終わると、六回限りでベンチに退いた。22日まで実戦8試合で打率.452、2本塁打、8打点と大器の片鱗を見せていたが、あくまで新人。22日には約200球を打ち続けるティー打撃の練習でヘロヘロに。その後のフリー打撃では持ち前の遠くへ飛ばす打球が鳴りを潜め、柵越えはゼロに終わった。

 井上ヘッドコーチは報道陣に「パワーはあるけど、持久力がない」とコメントするなど体力面を課題に挙げている。この日の試合では1打席目に11球粘って四球を選ぶも、その後の2打席は力なく一ゴロと空振り三振に倒れた。キャンプも終盤を迎え、ジワジワと疲労が蓄積しているようだ。

 阪神では主砲の大山が紅白戦の守備中に腰を痛め、捕手の梅野も練習試合の守備時にファウルチップを右足に受けた。ともに軽傷というが、この日は、開幕投手候補の西勇がぜんそくの疑いで緊急離脱。試合後の「デスノック」と命名された特守では、高卒2年目の井上が打球に飛び込んだ際に左膝を地面に打ちつけ、リタイアした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾