東京五輪ほぼ収穫なし スカウトの評価を上げたのは巨人のメルセデスだ

公開日: 更新日:

 ヤンキースで活躍した松井秀喜は、打率.334、50本塁打で海を渡った。それでもメジャー1年目は16本塁打だ。

 当時と比べて日本球界はレベルアップしているものの、メジャーはそれ以上に投打とも進化している。中継ぎ投手ですら当たり前のように150キロ中盤のストレートを投げる。データ、映像による動作解析や科学的なトレーニングによって、野球の質は著しく向上しているのだ。

 日本でトップクラスの選手だった秋山(現レッズ)や筒香(現ドジャース3A)がメジャーで苦戦しているのが何よりの証拠。メジャーで本塁打王を争っている大谷(現エンゼルス)はあくまでも例外とみている。千賀も鈴木も今後の活躍に期待したい。

 そんな中、わたしも含めて同僚の評価をグンと上げたのがドミニカ共和国代表で五輪に出場した巨人メルセデスだ。

 巨人とどんな契約を結んでいるのかは分からないし、目玉とまでは言えない。しかし、そのストレートは球威があり、メジャーでも重宝される左腕ということを考慮すれば、彼に目を付けているのはわたしだけではないと思う。

メジャーリーグ覆面スカウト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変