秋山翔吾は強化試合で右足小指骨折も…小久保監督からオランダ戦スタメンを告げられた

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「みんな対策を立てて打席に入っているんだけど、米国投手陣の狙い通りに動くボールで打ち取られていた。そんな中、対戦したことのないメジャーの投手に対して、僕なりにイメージを膨らませて打席に入って、1打席目は(ロアーク=ナショナルズ)ピッチャーライナー。2打席目は菊池(涼介=広島)が158キロを本塁打したN・ジョーンズ(ホワイトソックス)という剛腕投手に対してセンターライナー。2打席とも打ち取られたけど、しっかりと捉えられたので感触は悪くなかった。その後、レッズでチームメートになるN・ジョーンズに対して、僕自身は感覚としていいアプローチができたことが自信になりました。その後(2020年)のメジャー挑戦のきっかけになった試合かもしれません」

 故障を抱えつつ強行出場しながらも、4試合出場で打率3割。盗塁や好守でもチームをもり立てた。

「あれから6年。今回は大谷(翔平=エンゼルス)らメジャーリーガーが何人も入っていて、パワー勝負も、日本らしく着実に1点をもぎ取る野球もできる。栗山英樹監督の采配が楽しみです」

秋山翔吾(あきやま・しょうご)1988年4月16日生まれ、神奈川県横須賀市出身。横浜創学館高から八戸大を経て2010年のドラフト3位で西武入団。15年にプロ野球記録のシーズン216安打を記録するなど最多安打4度、17年に首位打者。20年に海外FA権を行使してレッズへ移籍。同球団では初の日本人選手。通算成績は日本が1251試合で打率.299、121本塁打、539打点。メジャーでは142試合で打率.224、0本塁打、21打点。184センチ、86キロ。右投げ左打ち。

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