「主将のつもりで引っ張る」岡田監督の知られざる功績 虎選手会長時代に勝ち取った裏方の好待遇

公開日: 更新日:

 猛虎軍団が正念場を迎えている。DeNAに痛恨の3タテを喫し、今季ワースト5連敗で首位陥落。18年ぶりの「アレ」に向けてチームの立て直しが急務となっている。今こそ、指揮官のたぐいまれなキャプテンシーを発揮していくしかないが、どうする岡田彰布監督(65)。

 ◇  ◇  ◇

 岡田監督は開幕前に「キャプテンのつもりでチームを引っ張っていく」と公言している。そのリーダーとしての優れた資質は広く知られ、主将を務めた北陽(現関大北陽)ではその後、学校全体の同窓会会長を今年まで10年間も務めた。早大でも主将に就いた4年時、なんと「打線のオーダーはおれが決めていたこともあったんや」と、宮崎康之監督の全幅の信頼を得ていた。

 そして現役時の選手会長時代。岡田監督は入団6年目の1985年に掛布雅之からバトンを受け継ぎ、3シーズンにわたって務め上げた。同僚ナインの意見や要望を首脳陣に掛け合うなど、存在感を発揮。開幕前や日程の区切り、チームが苦境に直面した時には積極的に決起集会開催の音頭を取った。

 ちなみに、岡田監督は92年から3年間、日本プロ野球選手会の第3代会長に就任し、93年には球界にFA制度を導入するため奔走。この時、折衝を繰り返した機構側の伊藤闊夫中日球団代表は「ああ見えて非常にものわかりがいい。賢い人間だね」と脱帽したものだ。

 そんな、岡田監督のリーダーとしての手腕を思い起こさせる出来事が昨年暮れにあった。TBS系で放送された「プロ野球戦力外通告」。出演した元オリックスの海田智行投手(関メディベースボール学院コーチ)が、夫婦で他球団のオファーを待つ間、妻との会話の中で阪神の裏方の報酬を暴露してしまったのだ。

「阪神のバッティングピッチャーで700万円だって」「いいじゃん。だめ?」「バッピかぁ」「裏方さんてどこも同じ値段なの?」「いや。700万円は多いと思うよ」

 チーム内にも波紋が広がったようだが、もちろん海田に他意はない。あくまで妻との家庭内会話の一部。巨人ソフトバンクなども裏方の年俸は高いようだが、図らずも阪神の具体的な数字が表面化した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る